住宅の基礎は塗装で耐久性が上がる！　基礎塗装の重要性を知ろう

住宅の基礎は静かに劣化している

基礎は住宅の最も下部にあり、日々居住部分を支えています。建物の重量がかかっていることもありますが、基礎は地面に接しているため、地面に溜まった雨水や、土の中の水分からも影響を受け続けています。

ここからは、基礎を塗装しない場合におこる劣化の可能性を、分かりやすく解説します。

鉄筋コンクリートの劣化

現在の日本の住宅では、ベタ基礎と呼ばれる鉄筋コンクリートの基礎が主流となっています。鉄筋コンクリートは、引っ張る力や曲げようとする力に強い鉄筋の長所と、圧縮する力に強いコンクリートの長所を持っているので構造物に広く利用されています。

しかし、コンクリート自体には防水性はありませんから、徐々に雨水が浸透していくことになります。本来、コンクリートはアルカリ性なので、内部の鉄筋は錆びないことが前提とされています。しかし、雨水や空気中の二酸化炭素によってコンクリートが中性化することがあり、そうなると内部の鉄筋に錆が発生することがあるのです。

錆びることによって鉄筋は膨張を始めるので、それを包んでいるコンクリートのひび割れにも繋がります。この現象が進むと、基礎の表面に錆汁（さびじる）と呼ばれる茶色いシミが現れて、見た目が非常に悪くなります。また、外観の劣化だけでなく、鉄筋の腐食が進めば基礎そのものの耐久性が低下して、構造的な問題にも発展します。

水分によるひび割れ

コンクリートは水分を含むと膨張し、乾燥すると収縮する性質を持っています。温度変化によっても収縮と膨張は起こりますから、内部の鉄筋とは関係なく、コンクリート自体がひび割れていく「クラック」の原因になります。

0.3mm以下のヘアークラックと呼ばれるレベルなら、強度的には問題ありませんが、外観的には悪くなります。また、ヘアークラックより大きなクラックが出現すると部分的な剥離に繋がったりしますから、強度的な心配も増えていきます。

塗装することで大事な基礎を守ろう！

前の項目で書いたように、住宅の基礎は塗装しない場合静かに劣化していきます。ここからは基礎に塗装をするメリットや注意点について解説していきましょう。

基礎に塗装を行うメリット

基礎を塗装することのメリットは、まず基礎コンクリートへの水分の吸収を防ぐことが上げられます。これによって水分を含んだ時の膨張と乾燥による収縮が起こらず、ひび割れの発生を防止できます。

また、塗装でひび割れを防止することで、外部の水分を遮断出来ていればコンクリートが中性化することを避けられますから、内部の鉄筋が錆びることも防止できます。錆が発生しなければ強度低下の心配もなく、美観を悪くする錆汁も発生しません。

さらに、塗装によってカビやコケが繁殖しにくくなるので、やはり表面の美しさが長く維持できます。

基礎塗装の時期

基礎への塗装を行う場合、できるだけ早い方がベストです。年数が経って既にひび割れが発生している場合は、その補修もする必要があり、余分な費用が発生するからです。

しかし、時間がたったからと言って、既に遅いとか、塗装する意味がないという事はありません。基礎を大事に保護することは家そのものを大切にすることです。外装を再塗装する時期にでも一緒に見積もりを取れば、トータル的な費用を少なくすることもできるでしょう。

基礎塗装専用の塗料を使うことが重要

基礎を塗装する場合は、外装に使用する塗料ではなく、基礎専用の塗料を使う必要があります。専用塗料にもいくつかの商品がありますが、基礎に使用されているコンクリートが中性化しない機能を持っていることが重要です。また透湿性（内部の水分を外へ出す性質）もコンクリートをひび割れにくくするために無視できない要素です。

しかし塗料の選定まではなかなか一般の方には難しいのが実情です。そのため、塗料の特性をきちんと理解し、それを活かす技術や調達能力がある塗装業者を選定することが大切になってきます。

まとめ

大分県宇佐市にある株式会社クリエイト美建は、住宅の基礎への塗装も積極的に行っています。新築の物件でも、外装や屋根を塗り替えるタイミングでも構いませんので、基礎の塗装をぜひ検討してみてください。

当社は住宅の外壁や屋根の塗装の劣化を無料で点検しています。家は大切にすればしただけ長くキレイに使うことができます。私たちは皆さまに快適な暮らしを提供するお手伝いをしたい、という思いから、再塗装やメンテナンスを検討する方を全力で応援致します。